シャインマスカットとは

シャインマスカットは広島生まれのブドウ。農林水産省が所轄する農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の果樹研究所(現・果樹茶業研究部門)で開発されました。2006年に品種登録され、全国のブドウ産地に広まりました。

見た目は普通のマスカットとよく似ていますが、「安芸津(あきつ)21号」と「白南(はくなん)」のかけ合わせによって新たに誕生した品種です。安芸津21号は病気に強く育てやすいアメリカブドウ。白南は病気になりやすく栽培が難しいものの、大粒で高品質なヨーロッパブドウ。これらを掛け合わせたシャインマスカットは、お互いの長所である「作りやすさ」と「おいしさ」を兼ね備えたブドウ品種なのです。

シャインマスカットの味わいの特徴

シャインマスカットの味わいの特徴は3つあります。

1つめは、香りの強さ。上品なマスカット香を放つシャインマスカットは、味覚だけでなく嗅覚でも楽しめます。

2つめは、食感。大きな楕円(だえん)形の粒は、硬くしまりのある肉質で、歯切れの良さが持ち味です。種なし栽培が可能で、果皮が薄く、皮ごとパリッと食べられる手軽さも人気。

3つめは、濃厚な甘さ。糖度は20度前後で、マンゴー(15度前後)や桃(14度前後)よりも高く酸味は少なめ。さっぱりした味わいよりも甘めが好きな方は、樹上完熟の粒が黄色っぽいものを選ぶと、より糖度が高くしっかりとした甘さが楽しめます。

 シャインマスカットの美味しい食べ方

シャインマスカットは種がないため、皮ごと食べても大丈夫。皮にはポリフェノールが豊富に含まれているので、丸ごと食べるのがおすすめ。冷やしすぎると甘さを感じにくくなるので、食べる2〜3時間前に冷蔵庫に入れるとちょうどいい冷え具合になります。

この時、洗わずに保存しましょう。先に洗うと鮮度を保つ「ブルーム」が流れ落ち、鮮度や食感を低下させるからです。食べる直前に水洗いしましょう。

シャインマスカットの保存方法

冷蔵方法

シャインマスカットの実に負担がかからないように一房ずつ、ポリ袋に入れて乾燥を防ぎましょう。そして冷蔵庫の野菜室に入れて保存。1週間以内に食べきることが好ましいです。

より鮮度を保ち長く保存したい場合は、房から実を切り離しましょう。まず、一粒ずつハサミでカット。この際、軸を2〜3ミリほど実の方に残すことがポイント。枝から引きちぎると実が傷つき、果汁が溢れてしまうので注意してください。

カットした実は保存袋や密閉容器に入れて野菜室で保存。そして、食べる前に水洗いすればOKです。

冷凍方法

長期保存したい場合は冷凍がおすすめ。一粒ずつ切り離し、保存袋に入れて冷凍庫に入れましょう。保存期間の目安は1ヵ月ほど。

食べる時に必要な分だけ取り出して水洗いすれば、シャーベット感覚でおいしく味わえます。